事業承継

2012年11月12日 月曜日

計画の有無が将来を大きく分ける

今はお元気に活躍されている院長先生であっても、人である以上、その気力・体力は年齢とともに低下されます。
医院の大黒柱である院長先生の活力の低下は、院内の活気にも当然影響を及ぼし、それとともに患者数の減少や業績の下落、さらに進めばスタッフも削減することになり、院内の活気の低下とともに益々患者離れも進むという悪循環に陥ります。

こうなってしまっては、もう業績悪化を原因として十分なリタイア準備も整わないままに廃業するという、院長先生にとってはとてもご納得のいかない形ですが、歯科医院の廃業への道のりとしてこのようなケースは決して少なくないと考えます。

しかし、一方で後進の歯科医師に医院をバトンタッチしようと考える場合には、当然ながら今の医院経営も長期的な展望の下に行われることとなります。
引き継ぐ方が院長先生のお子様であっても、長年勤務された副院長などの親族以外の先生であっても、医院を後継者に譲り渡そうとするには、古くなった設備を更新し、スタッフを育成するなど、弛まなく経営を改善する努力を払われることで、承継するだけの価値あるものにすることが求められます。

このように、元から廃業をお考えの場合と、後進の先生に譲り渡そうとする場合とでは、そこに至るまでの経営姿勢が大きく異なるものになります。

今はまだ十分元気で若いから、まだそんなことを考えるのは時期尚早、といえど、いざ医院を後進に譲りたいとお考えになった場合にすぐというわけにはいかず、やはりある一定の期間を要することになります。

まだ気力・体力が充実されている時期より、早い段階で医院の将来展望をお考えになり、院長先生ご自身のライフプランと合わせて医院の将来像を描かれることが望ましいといえます。


投稿者 アルトブリッジ税務事務所