歯科医院の税務調査対応

2012年11月10日 土曜日

税務調査への心構え その1

歯科医院を経営される以上、いずれかのタイミングで税務署からの税務調査を受けることは避けえないことです。

税務調査というと普段慣れないものであることから、必要以上にナーバスに考えてしまいがちですが、税務調査はどのような流れで開始されるのかを理解し、適切な事前準備と心構えを持つこと、及び普段より調査を意識した資料づくりを行っておくことでなんら心配は不要なものとなります。

まず、医院に調査官が訪れる税務調査の流れは大きく次の2種類に分かれます。

・ 調査日の事前予告なし(無予告調査)で突然くるケース
・ 予め調査日程を知らせたうえで行われるケース

税務調査は原則として納税者に対し事前通知を行うことが原則とされています。
しかしながら、歯科医院のように日々の窓口収入を現金で受け入れるような業種においては、事前に日程を知らせた場合にはありのままの実態を把握できないと判断された場合に、事前通知なしの突然の調査が行われることもあります。

実際には、飲食店や小売店などの現金商売において、現金売上の計上に違法な扱いが疑われるケースが主に想定されますが、歯科医院といえど窓口収入に係る現金の取扱いが日々生じる業種であることから、無予告調査が必ず無いとは言い切れないといえるでしょう。

とはいえ、税務調査は事前通知を行うことが原則です。歯科医院における税務調査も通常は事前に通知がなされるものが殆どであると考えられます。

税務署より税務調査の連絡を受けた場合には、まず落ち着いて次の対応を心がけて頂ければと思います。

① 調査日程の調整

調査日時や実施場所は双方の都合で決めるため、全て税務署側の都合に合わせる必要はなく、当然に医院の業務都合により提示された日程の変更を求めることは可能です。
診療日等で治療予定が詰まっている場合にはその事情を説明し、遠慮なく変更を求めることが望ましいでしょう。

② 調査連絡時における確認事項

税務署より調査の連絡を受けた際には、調査に来る調査官の氏名と所属部署を確認するようにしてください。
また、原則としてその連絡の際には次の内容が通知されますので、聞きもれのないようにして頂ければと思います。

・ 調査を開始する日時
・ 調査を行う場所
・ 調査の目的
・ 調査の対象税目
・ 調査の対象期間
・ 調査対象とする帳簿書類その他の物件
・ その他調査に必要なもの

③ 顧問税理士への相談

調査の実施については納税者とともに関与税理士にも税務署側より通知されることになっています。
税務署から調査の連絡を受けた場合には、すぐに医院の顧問税理士にも連絡のうえ、調査に向けた事前対応をご相談頂くことが望ましいのは言うまでもありません。


投稿者 アルトブリッジ税務事務所