医院経営分析

2012年8月24日 金曜日

レセプトデータ分析 その1

歯科医院の経営分析における方法やポイントなどを複数回に分けてご紹介したいと思います。

まずは、経営分析の基礎となる収入分析から。

歯科医院の経営分析を行うに際しては、保険診療収入の分析が不可欠です。

この収入分析を行う際、一般企業の経営分析においては、例えば今月の売上高が1,000万円を超えた、など金額ベースで説明するのが通常です。

しかし、歯科医院の経営分析においては金額ベースよりも、点数ベースの方が詳細な分析がしやすく、また院長先生にとっても馴染みやすい表現であるかと思います。

医院の保険収入を点数ベースでその要素分解を行った場合、次の算式で表すことができます。
 
<要素分解例1>
 
保険診療収入(点数) = レセプト件数 × 1人あたり診療点数 × 月回数
 
レセプト件数: 当月のレセプト枚数
1人あたり診療点数: 1人診療1回あたりの保険点数
月回数: レセプト1枚あたりの来院回数

 
<要素分解例2>
 
保険診療収入(点数) = 実日数 × 1人あたり診療点数

実日数: 月の延べ患者数
1人あたり診療点数: 1人診療1回あたりの保険点数

 
<要素分解例3>

保険診療収入(点数) = 1人あたり診療点数 × 1日人数 × 日数

1人あたり診療点数: 1人診療1回あたりの保険点数
1日人数: 1日あたりの患者数
日数: 当月に診療を行った日数

 
上記の通り、保険診療収入は複数の構成要素により、いくつかのパターンに分解することができます。

このように歯科医院の収入分析においては、まずその収入の単位を保険点数とし、保険収入をその構成要素に分解します。

そして、それぞれの構成要素ごとに傾向を見る、という方法が基本的な分析の流れとなります。

投稿者 アルトブリッジ税務事務所